第39回日本食品微生物学会学術総会

学術総会長挨拶

第39回日本食品微生物学会学術総会を、2018年9月27日(木)から28日(金)までの2日間、大阪市立大学杉本キャンパスにおいて開催致します。

 2017年は腸管出血性大腸菌O157による感染者が複数県にまたがって発生し、分子疫学技術の発達した今日でもなお広域散発事例への対応がいかに難しいかを実感させられました。また、2016年には食品を介した咽頭炎の集団発生など食中毒としては希な事例もありました。その一方で、次世代シーケンサーなどの技術革新を背景に、有用な微生物による生体調節や腸内細菌と疾患の関係に関する研究が近年急速に進み、市民の関心も高まっています。そこで、今回の日本食品微生物学会学術総会では、本学会の主題である食の安全確保に関わるアップトゥデイトな教育講演やシンポジウムと合わせ、腸内細菌の不思議について最先端の研究者にご講演いただく特別企画も設けることとしました。会員の皆様の知的好奇心を十分に満たせるものと確信しております。
 一般演題は口頭発表とポスター発表を予定しておりますが、それぞれに優秀発表賞を選考いたします。会員の皆様の積極的なご発表をお待ちしております。企業展示、ランチョンセミナー等も例年どおり予定しておりますので、多くの会員並びに関係者の皆様にご参加いただき、日本食品微生物学会のさらなる発展に向けて後押しいただきますよう切にお願い申し上げます。

第39回日本食品微生物学会学術総会長
西川 禎一
(大阪市立大学大学院生活科学研究科)